連携病理診断とは
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病理検査から病理診断へ
連携病理診断とは、病理診断科を持たない医療機関が、外部の病理医と直接連携することで病理診断を行う仕組みです。
現状、病理検査を検査センターに依頼する医療機関が多いですが、この場合はあくまで「検査」であり、返却されるのは「検査報告書」にとどまります。
これを「連携病理診断」に切り替えることで、病理医による正式な「病理診断」を受けることが可能になります。
国や病理学会では医療機関による病理診断が推奨されており、病理診断科を持たない医療機関では、連携病理診断の活用も推奨されています。
病理検査(検査センター)

検査センターからは「病理検査報告書」が返却されます。
連携病理診断

外部の病理医から「病理診断」が返却されます。
連携病理診断は医療機関にとって大きなメリットがあります。
Merit
連携病理診断のメリット
Merit1
主治医の負担軽減
病理検査の場合は「病理検査報告書」が、連携病理診断の場合は「病理診断」が返却されます。
病理医による診断に基づいた「病理診断」が、主治医の負担を軽減します。
病理検査(検査センター)
主治医が判断。
主治医は、病理検査報告書に記載された内容をもとに、診断や今後の治療方針を自ら判断する必要があります。そのため、主治医には大きな責任やリスクが伴います。
連携病理診断
病理医が判断。
担当の病理医が、医師として主治医と同じ立場で診断を行い、診断書をお出しします。これにより、主治医の責任やリスクが軽減します。
Merit2
医療報酬の加算
連携病理診断へ切り替えることで、病理診断に関する各種加算の算定が可能となり、医療報酬の向上が見込まれます。
さらに、令和8年診療報酬改定により、病理診断管理加算1は18点の増点が予定されています。
病理検査(検査センター)
病理組織標本製作
860 点
病理判断料
130 点
合計
990 点
※2026年4月1日時点での点数です
連携病理診断
病理組織標本製作
860 点
病理診断料
520 点
病理診断管理加算1
120 点
合計
1500 点
510 点 UP
Merit3
専門の病理医と連携できる
複数の病理医(病理診断科クリニック)と連携することで、消化管、乳腺、皮膚など、各領域に精通した病理医へ病理診断を依頼することが可能です。
また、同一の病理医へ継続して依頼することで、過去の診断との比較や経過を踏まえた評価にも対応できます。
※2026年4月現在、提携する病理診断科クリニックは1軒となりますが、今後順次拡大を予定しております。

FAQ
よくある質問
Q
診断書はどのような形式で届きますか?
正式な診断書は紙のレポートでお渡ししております。
あわせて、ご希望に応じてクラウド上でPDF データもお渡し可能です。
その他の返却方法をご希望の場合は、ご相談いただけましたら可能な範囲で柔軟に対応いたします。
クラウド経由でのレポート返却に対応

Q
検査センターに依頼するより時間がかかるのでは?
スライド返却後に病理診断を行うフローのため、検査センターへ依頼する場合と比べて、多少お時間をいただく場合がございます。
できる限り早くレポートを返却できるよう、当社ではスライドが返却され次第、速やかに病理医へお渡しし、診断書の作成を依頼しております。
また、診断結果はクラウド上で共有することで、スムーズな結果提供に努めています。
具体的な日数は施設ごとに異なりますので、詳しくはお問い合わせください。
Q
初めてのことで分からないので、サポートがほしい
連携病理診断を導入している医療機関は、全国的にもまだ多くありません。
そのため、導入や運用に不安を感じられる方もいらっしゃるかと思いますが、当社が全面的にサポートいたしますのでご安心ください。
運用開始後も、連携先の病理医とのやりとりは、当社の担当者が窓口となり一括して対応いたします。
ご相談やご質問がございましたら、いつでもお気軽にご連絡ください。
Q
導入や運用に手間がかかるのでは?
スライドの集荷業務や、業務フローの整備、現場への業務の落とし込みなど、導入・運用にあたり必要なことは当社がサポートしますので、ご安心ください。
豊富な経験やノウハウを持ち合わせており、円滑に導入や運用ができるよう、施設ごとに細かな調整もさせていただきます。
Q
同じ病理医に見てもらえますか?
当社の提携している病理診断科クリニック様では、担当医制をとっています。
過去の診断との比較や経過を踏まえた評価にも対応できます。
また、難解な症例に関しては、常時ダブルチェックの体制を整えています。

